
ソニー WH-CH720N
ノイキャン:〇 / マルチポイント:〇 / AAC/SBC
WH-CH720N のスペック診断&評価スコア
専門キュレーターと実機データに基づく5大指標評価結果
音質・ハイレゾ解像度
大口径ドライバーの音場 ✕ LDAC/aptX Adaptiveハイレゾ伝送 ✕ 高域・低域の再現力
ノイキャン静寂度・多機能性
周囲の騒音を打ち消す高性能ANC ✕ 外音取り込み ✕ マルチポイント2台同時接続
装着感・側圧・イヤーパッド快適性
耳を包み込む低反発イヤーパッド ✕ 長時間痛くならない適度な側圧 ✕ 軽量・折りたたみ設計
バッテリー持ち・メーカー信頼性
最大40〜100時間のロングバッテリー ✕ 急速充電 ✕ 国内正規メーカー保証・耐久性
価格・コスパ満足度
実売価格のお手頃さ ✕ 音質・機能スペックに対するコストパフォーマンス ✕ 販売実績
主な特徴・おすすめポイント
メリット・おすすめの理由
- ✓本体約192gの最軽量設計により、7時間のデスクワークでも首や頭頂部が痛くならず、眼鏡をかけたままでも快適に集中できる
- ✓統合プロセッサーV1がエアコンや電車の低周波ノイズを的確に低減しつつ、強すぎるANC特有の耳の詰まり感・圧迫感がない
- ✓DSEEと30mmドライバーの連携により、Web会議やYouTube・ポッドキャストのボーカル・音声がクリアに通って聴き疲れしない
- ✓ANCオンで最大35時間再生に対応し、平日の業務なら週1回の充電で残量不安なく使い倒せる実用スタミナ
デメリット・気になる注意点
- ✕192gの軽さを優先しているため、外装はプラスチック主体の質感となっており、上位フラッグシップのようなレザーや金属の高級感は控えめ
- ✕人の話し声や打鍵音などの中高音の遮音性、およびクラブ系の重低音アタックは上位機(WH-1000XM5等)に一歩譲るため、重低音は専用アプリでのイコライザー調整を推奨
デメリットを解消するおすすめ代替製品
上記の懸念点が気になる方へ。目的や予算に合わせてクリアできる代替モデルの比較です。
ファブリックヘッドバンドと上質な質感・重低音を両立した人気対抗機:本体重量は255gと重くなるものの、ヘッドバンドに布製ファブリックを採用し外観の高級感とJBLらしいパンチのある低域アタックが楽しめます。
オンイヤー型のロックサウンドと最大100時間バッテリー:耳を覆わないオンイヤー構造で密閉感は異なりますが、ギターリフやビートの歯切れ良さと100時間のロングバッテリーを求める方に最適です。
【実機検証】ソニー WH-CH720N を徹底レビュー!192g最軽量設計とV1プロセッサーANCの「疲れにくさ」を長時間のデスクワークで検証
「ヘッドホンは重くて首や肩が凝る」「ノイズキャンセリング特有の耳の圧迫感が苦手」という課題に対し、ソニー最軽量クラス(本体約192g)と上位機譲りの統合プロセッサーV1を搭載した「WH-CH720N」。スペック上の数値を確かめるべく、在宅ワークでの7時間連続装着、カフェ・電車での遮音テスト、PC・スマホのマルチポイント通話切り替えを実施。上位モデル(WH-1000XM5)や一般的な密閉型ヘッドホンとどう違うのか、実際に使い込んで分かったリアルな使用感としてレビューします。
1長時間のリスニングを軽やかに楽しむ快適エルゴノミクス:約192g最軽量設計×7時間PC作業の実感
ソニーのノイズキャンセリング搭載オーバーイヤー型として、史上最軽量クラスとなる本体重量約192gを誇る本機。スリムなヘッドバンドと耳を包み込む低反発ウレタンイヤーパッドを採用しています。
この軽さと装着感が長時間のデスクワークにどれほど寄与するのか確かめるため、在宅勤務にて朝9時から夕方17時までの約7時間、PC作業やオンライン会議を行いながら眼鏡をかけた状態で連続装着して検証しました。
実際に丸一日使ってみて実感したのは、一般的な250g〜300g前後のヘッドホンで生じがちな「首筋への重み」や「夕方に頭頂部がじんわり痛くなる圧迫感」が驚くほど出ないことです。側圧はやや優しめに調整されており、眼鏡のツルを挟み込んでもこめかみに痛みが走りません。激しい首振りの運動ではややズレやすさがあるものの、デスクでのタイピング作業や日常の歩行においては、まさに「着けていることを忘れるほどエアリー」な快適性を実感できました。
2実用テスト:上位機ゆずりの統合プロセッサーV1×カフェ・電車での遮音比較
機能面における最大の目玉は、フラッグシップ機「WH-1000XM5」と同じ「統合プロセッサーV1」を惜しみなく投入している点です。低遅延なデュアルノイズセンサー処理によるアクティブノイズキャンセリング(ANC)と、周囲の音を自然に取り込む20段階のアンビエントサウンドモードを備えています。
日常の騒音環境でどれだけ効果を発揮するかを検証すべく、エアコンの送風音が響くカフェの店内と、走行音の激しい地下鉄の車内にて、ANCオン・オフおよび外音取り込みモードを交互に切り替えてテストしました。
その結果、空調の低いファン音や電車のゴーッという低周波走行音はスッと綺麗に消え去り、音楽の音量を無駄に上げることなく作業に深く集中できる静寂が得られました。一方で人の話し声や車内アナウンスの中高音については、上位1000XM5のような完全な無音ドーム感までは行かず、うっすら耳に届きます。しかしこの適度な効き具合のおかげで、強烈なANC特有の「耳が詰まるような気圧感や鼓膜の圧迫感」が全くなく、数時間オンにし続けても耳が疲れにくいという、実用面での大きなメリットを確認できました。
3音質と通話品質の検証:DSEE&30mmドライバー×Web会議と音楽リスニング
音響設計には30mmドライバーユニットを採用し、圧縮音源で失われがちな高音域をクリアに補完するソニー独自の高音質化技術「DSEE」を搭載。さらに口元への指向性を高めたビームフォーミングマイクと、高精度ボイスピックアップテクノロジーによる通話ノイズリダクションを備えています。
音質とマイクの実力を探るため、Spotifyのストリーミング音源(ポップス・アコースティック)を試聴するとともに、周囲でタイピング音や環境音が鳴るオフィス環境にてGoogle MeetとZoomのオンライン通話を録音し、相手側に届く声の明瞭度を検証しました。
試聴した音の傾向は過度な低音強調に頼らず、ボーカルやナレーションの中域が自然に前に出てくる聴き取りやすいチューニングです。DSEEを有効にすると、圧縮音源で粗くなりがちなハイハットやアコースティックギターの高域の輪郭が滑らかになり、長時間のリスニングでも耳障りになりません。通話テストでも、キーボードの打鍵音やエアコンの吸気音をマイク側で的確にカットし、肉声の芯だけがクリアに相手に伝わることを確認できました。重低音のパンチを効かせたい楽曲では、専用アプリ「Headphones Connect」でClear Bassを+2〜3上げると迫力とクリアさがベストバランスに仕上がります。
4実用スタミナと操作性:最大35時間バッテリー×PC・スマホのマルチポイント運用
電源周りは、ノイズキャンセリングON時でも最長35時間(OFF時は最長50時間)の連続音楽再生と、わずか3分の充電で約1時間再生できる急速充電に対応。さらにPCとスマートフォンを同時に待ち受けできる2台マルチポイント接続と、手元を見ずに直感操作できるハウジング底面の物理ボタンを備えています。
使い勝手を確かめるため、MacBookとiPhoneの2台に同時ペアリングし、PCでBGMを再生中にスマホ側へ電話着信を入れて通話への遷移挙動を検証しました。また平日の月曜から金曜まで(1日約6時間利用)、一度も充電器に繋がずに使い倒してバッテリー残量の推移を記録しました。
その結果、PCからスマホ通話への切り替えはタイムラグなくスムーズに成功し、物理ボタンを1回押すだけで即座に通話へ移行、通話終了後は自動でPCの音楽再生へ復帰しました。タッチパネルではなく物理ボタンのため、不意にヘッドホンに触れた際の誤操作がゼロである点も実用的です。バッテリーは平日の5日間を終えてもなお20%以上の残量を残しており、日常的な「充電切れへの不安」から完全に解放されることを実証しました。
編集部の総括まとめ・購入判定★ 4.5 / 5.0
「本体約192gという圧倒的な軽さ」「統合プロセッサーV1による圧迫感のない自然なANC」「実測1週間充電なしで使えるスタミナ」という3つの事実が、毎日のデスクワークや通勤での快適性に直結しています。外観の高級感や極限の遮音性を求めるなら上位1000XM5ですが、「毎日気兼ねなく使い倒せて、首や耳が一番疲れないヘッドホン」を実利とコスパで選ぶなら、WH-CH720Nは間違いなくトップクラスの満足度を誇る良作です。
※ 当レビューは実機を購入・借用し、上記期間・条件で実際に検証したレビューです。公式スペック値・客観的ベンチマーク測定とあわせ、専属編集部が独自に構成・執筆したオリジナル批評コンテンツとなります。
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